2023年1月に開催しました「第17回 小さな自然再生現地研修会in茨城県土浦市・霞ヶ浦」のフォローアップ活動の一環で、現地の環境保全や維持管理に尽力されているNPO法人水辺基盤協会の定例活動に参加させていただき、研修会で設置した木製魚道や素掘り魚道、またその後に設置された湖と植生浄化施設を繋ぐコーピング削り魚道や野焼きの効果を経過観察してきました。
魚道の最下流部のコーピング削り魚道(2023年4月設置)周辺の生物調査
フナの遡上を確認
素掘り魚道部の生物観察
植生浄化施設内にフナの産卵を確認
木製魚道の遡上状況や産卵有無の調査
水路内の魚類調査による魚道効果の確認
NPO法人水辺基盤協会による定例観察記録の様子
水際の植物に関わるレクチャー
NPO法人水辺基盤協会のみなさんと(公財)リバーフロント研究所の魚類及び植物の専門家による合同調査により、魚道や野焼きの効果の観察、また今後の継続的にモニタリングしていく上でのポイントなどについて知見を共有しました。
植生浄化施設内の自然環境の更なる改善に向けて、NPO法人水辺基盤協会では掘削やワンド整備などに取組んでいくとのことです。
今後も植生浄化施設や水路の変化について共有頂きながら、小さな自然再生の効果について知見を深めていきたいと思います。
NPO法人水辺基盤協会の皆さま、どうもありがとうございました。
※「第17回 小さな自然再生現地研修会in茨城県土浦市・霞ヶ浦」開催報告書はこちらから
http://www.collabo-river.jp/events/17thjrrntraining20230114reportbook/